
研究公開企画みらぼ
京都大学の教員が自身の研究内容をポスターセッション形式で紹介します。開催時間中はいつでもお立ち寄りいただけますので、ぜひ気軽に京大の研究に触れてみてください!
場所
文学研究科ぶんこも
発表一覧
2050年の豪雨制御-洋上カーテンの不思議

防災研究所
山口弘誠 教授/仲ゆかり 助教
地球温暖化が進み、2050年には極端豪雨災害の頻度が増加すると推測されています。我々は気象制御技術の研究開発を進めています。どのような道具を使おうとしているのか、そして、気象への介入が人間社会や自然と親和していくのかについて紹介します。道具の一つである洋上カーテンのミニチュア模型を実演します。
日時:11/22(土) 14:00~17:00
アフリカの生活道路建設の技術開発と運用に関する学際的研究

アフリカ地域研究資料センター/工学研究科
金子守恵 准教授/高松奈央 修士1年
この研究は、アフリカにおける生活道路(村から幹線道路までの道)を、住民自身で直すことのできる建設技術と植物由来の改良材を開発すると同時に、住民が補修しながらその道を使い続けるために運用モデルの構築をめざしています。地盤工学、人類学、アフリカ地域研究の専門家が連携して学際的な研究を展開しています。
日時:11/22(土) 14:00~17:00
ゲームを通じて考えるアフリカ熱帯林の狩猟活動の未来

アジア・アフリカ地域研究研究科
赤岡佑治 博士3年
アフリカ熱帯林において、狩猟は地域の人びとの暮らしに欠かせませんが、行きすぎれば森から動物たちが消えてしまいます。私は、カメルーン東南部で地域の人たちの狩猟を模したゲームの開発とその実装を通じて、どうすれば狩猟活動と野生動物の保全を両立できるか地域の人たちと一緒に探っています。
日時:11/23(日・祝) 14:00~17:00
「持ち家志向」はどのようにしてできたのか? 一戦後日本社会を例に

文学研究科
佐藤慧 博士3年
家を買うことは、進学、就職、結婚などと同様、人生の目標・転機とみなされてきましたが、第二次世界大戦前の日本の都市部では借家に住んでいるほうが一般的でむしろ持ち家取得は例外的でした。では、どのように持ち家に住むことは日本社会で一般的になったのでしょうか?そして、なぜ持ち家を買うことが「常識」のようになったのでしょうか?
日時:11/23(日・祝) 14:00~17:00
幸せな「人生のしまい方」って?

文学研究科
荻野琴 特定研究員 他
高齢期や人生の最期には様々な決断を迫られますが、こうした意思決定を適切に行うためには支援が必要です。しかし、今日では社会情勢の変化などの要因により、これまで家族が担ってきた支援が受けられないケースも増えてきています。この背景の下、最期まで幸せに生きるために必要な備えや支援のあり方を考えます。
日時:11/24(月・振休) 14:00~17:00